汗が止まらない!更年期の多汗やホットフラッシュの対策法は?

更年期のホットフラッシュと汗

更年期障害によって引き起こされる症状として、イライラや不安感、憂鬱など精神的な部分に影響するものと、ノボセやほてり、異常発汗、動悸や息切れなどに代表される肉体に影響するものが存在します。

どの症状が出たとしても辛いものですが、異常発汗を伴うホットフラッシュ呼ばれる症状も見逃すことができない深刻な症状です。「汗をかくだけでしょう?」と感じる方もいるかもしれませんが、ホットフラッシュでの異常発汗は日常生活に支障をきたすほどの大量発汗を伴うこともあるので決して看過することができないものだと言えます。

更年期障害はどのようにし発生するのか?

年齢を重ねることで体には様々な変化が発生します。女性は卵巣機能の低下とともに女性ホルモンであるエストロゲンが徐々に減少し始めます。個人差があるものの一般的に40代半ばからは急激にエストロゲンが減ることから、体内のホルモンバランスが崩れ更年期障害と呼ばれる症状が引き起こされると考えられています。

更年期障害によって引き起こされるホットフラッシュの症状とは

具体的なホットフラッシュの症状は次に挙げるようなものが存在します。

  • 何の前触れもなく突然大量発汗が起こる
  • 特別暑い場所に居る訳でもないのにノボセる
  • 運動をした訳でもないのにほてる

不通に生活をしているのに突然上記のような症状がでるのがホットフラッシュです。気温や室温などの外因的な原因や、刺激物の摂取や運動などの内因的な原因が見当たらないのにホットフラッシュによって引き起こされてしまいます。

ホットフラッシュによる大量発汗とは?

ホットフラッシュよって引き起こされる大量発汗は頭部や胸部、顔面や首廻り、背中やワキなど主に上半身に発生します。大量発汗というだけに汗ばむというレベルではなく噴出した汗が滴り落ちると言うのが過言ではないほどの発汗をみせます。

発汗は5分程度で収束するのが一般的ですが、10~30分程度に長引くケースも存在します。汗によって着衣の変色が発生することもありますし、何より周囲の人が涼しい顔をして過ごしている中で一人だけ大量発汗している状態は非常に気まずい思いをしてしまうものですから本人にとっては苦痛です。

また大量発汗は時間を問わず突然襲ってくるものですから、就寝中に症状がでる場合もあります。眠りを妨げるほどの大量発汗ですから、発汗が発生すると寝ているわけにもいかず何度も発汗の発作が起きると睡眠不足に繋がります。

ホットフラッシュによるノボセとは?

長湯をした際や長時間炎天下に晒され軽度の熱中症に陥ると血管拡張が起こり脳に正しく血液循環が行われなくなりノボセの症状が発生します。更年期障害で引き起こされるホットフラッシュでも同様のノボセの症状が発症するケースもあります。

ノボセの症状がでると頭がボンヤリとして判断力が落ちますし、アクティブに動くことも難しくなります。軽度のノボセであれば我慢することもできますが、重度の場合は頭痛や吐き気などを伴うものもあります。

ホットフラッシュによって引き起こされるノボセは大呂発汗同様5分程度で収束するものもあれば、場合によっては1時間近く続くケースもあります。苦しい思いをしても他人には判り辛い症状ですので、不本意な評価をされてしまうこともあります。

ホットフラッシュによるホテリとは?

暑い場所にある訳でも刺激物の摂取や運動をした訳でもないのに突然体が火照るように熱くなるという症状もホットフラッシュによって引き起こされます。ホットフラッシュの名前どおりホテリは長時間続くものでなく、すぐに収束するために「風邪気味かもしれない」と片付けてしまう方も少なくないようですが、更年期障害の兆候が現れていると用心するべきだと言えるでしょう。

ホテリ自体は大量発汗やノボセのように日常生活に支障をきたすものではないために、心配必要はありませんがホテリの症状が出始めると、大量発汗やノボセなどの他のホットフラッシュの症状が出やすくなっているということなので、それらが発症した際の対処方法を検討しておくべきです。

ホットフラッシュを含む更年期障害は何故引き起こされるのか?

体内のエストロゲンが減少することでホルモンバランスが崩れ更年期障害が引き起こされることは既に紹介しました。何故ホルモンバランスが崩れることで更年期障害が引き起こされるのかを具体的に探っていきます。

エストロゲンの減少と更年期障害の関係性とは?

年齢を重ね卵巣機能が低下すると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が抑制されます。その後閉経を迎えることでエストロゲンの分泌はさらに減少しますが、閉経から数年を経過すると更年期障害の症状は軽減され体調不良が改善されていきます。

エストロゲン分泌が抑制され始めた頃から更年期障害の症状が発症するのは、肉体の変化を脳が上手く処理できないままエストロゲン不足にのみ過剰反応することが原因だと考えれています。脳の過剰反応によって自律神経が正常に機能しなくなることで更年期障害が引き起こされます。

更年期障害と自律神経の関係性とは?

エストロゲンの減少に脳が対応できずに過剰反応することで、自律神経の機能に障害を発生させた結果として更年期障害が発症します。自律神経は人体の生命維持を司り循環器や呼吸器、消火器など人間が意識的にコントロールできない器官のコントロールを行っています。

自律神経が管理するものには交感神経と副交感神経があり、交感神経は呼吸や鼓動を速くし血管収縮を行うことで血圧上昇を促します。同時に胃腸の働きを抑制することで、人体をアクティブに活動できる状態に導きます。一方、副交感神経は呼吸や鼓動の速度を低下させ血管拡大を行うことで血圧低下を促します。同時に胃腸の働きを活性化させ人体を休息状態に導きます。

自律神経が正常に機能している状態では交感神経と副交感神経が上手く切り替わり、上記の働きを行いますが、ホルモンバランスを崩した状態では正常に機能しないことからアクティブな活動をしていない状態で交感神経が働いてしまいホットフラッシュが引き起こされ、大量発汗やノボセ、ホテリなどが発生します。

閉経後数年で更年期障害の症状が軽減されるのは、エストロゲン失調の状態に脳が慣れることで自律神経が正常に機能し始め更年期障害の症状が緩和されると考えられています。

更年期障害によるホットフラッシュの対応策とは?

更年期障害によって引き起こされる辛いホットフラッシュの症状を軽減する方法は幾つか存在します。応急処置となりますが、発作が起きた時には有効的です。

ツボを押して大量発汗を抑制する

手の親指と人差し指の間にある合谷(ごうこく)や乳首の3~5㎝上にある屋翳(おくえい)、脇の付け根3㎝程下にある大包(たいほう)、足の甲の親指と人差し指の筋の交わる点にある太衝(たいしょう)は汗を抑制するツボですのでジックリとほぐしてやると効果が期待できます。押すと痛みがあるので探しやすいツボです。

ツボを押してノボセやホテリを抑制する

頭の上で両耳を結ぶ線と顔の中心線が交差が交差する点にある百会(ひゃくえ)はノボセを抑制するツボです。足の裏の中指の下で親指の膨らみと小指からの膨らみが交わる点にある湧泉(ゆうせん)はノボセとホテリを抑制すると言われています。

体を冷やしてホットフラッシュを抑制する

首の後ろや脇の下、太ももの付け根や膝裏など大きな血管やリンパ線がある場所を冷やすことでホットフラッシュの症状を緩和することができます。熱中症予防で売られているひんやりマフラーや熱さまシート、袋に入れた氷水など方法は様々ですが冷やすことでホットフラッシュの症状を緩和することができます。

更年期障害の症状を抑制する方法とは?

応急処置でホットフラッシュの症状を抑えたとしても、根本的な解決には繋がりません。
本格的にホットフラッシュ対策を検討するのであれば、更年期障害の原因を潰すしかありません。

医学療法で更年期障害の原因を潰す?

更年期障害はエストロゲン失調で発生することは既に紹介しました。ホルモン療法でエストロゲンを補充することで更年期障害の原因を潰すことは可能です。医療機関で直接エストロゲンを補充する方法で行う治療ですから、治療後に即効性の効果を期待することができます。

しかし乳がんの発生率が向上するリスクが潜んでいることや、定期的にエストロゲン補充を行い続けなければならない点など問題視すべき点が少なくない治療だとも言えます。

ローリスクな更年期障害対策であるサプリメントとは?

栄養補助食品とも呼ばれるサプリメントの中には、エストロゲンに非常に似た成分であるイソフラボンやサポニンが配合された商品が数多く存在します。更年期障害サプリメントを服用することで更年期障害の発症を遅らせ、症状を軽減することが期待できます。

更年期障害サプリメントとは?

サプリメントは医薬品とは異なり服用を始めるとすぐに効果が表れるものではないだけに体への負担も小さいと考えられています。イソフラボンやサポニンを配合した更年期障害サプリメントも例外ではなく即効性が期待できるものではありません。

サプリメントは効果が現れるまで一般的に1~3ヶ月が必要だと言われていますが、長期間服用を前提としているためにリーズナブルな価格が設定されていることも見逃すことができないサプリメントのメリットです。

エストロゲンに近い成分であるイソフラボンやサポニンには女性ホルモン同様に、美肌効果が期待できるものですから、更年期障害が発症する世代にさしかかる前から素肌ケアのつもりで服用することで更年期障害の発症を遅らせ、症状を軽減することができると考えられます。

素肌ケアと更年期障害予防の一石二鳥が期待できる更年期サプリメントはローリスク・ハイリターンのサプリメントです。

更年期の汗、ホットフラッシュのまとめ

更年期障害は女性にとって避けて通れない問題です。しかし更年期障害の発生に無闇に怯えるよりも積極的に更年期障害対策を行う方が建設的だといえるのではないでしょうか?

ホルモン治療に対しては乳がんのリスクが潜むことなどから、万一乳がんが発症した場合余りにも代償が大きすぎるため、現状ではあまりおすすめできる更年期障害対策かと思います。

栄養補助食品であるサプリメントは医学療法のような即効性が期待できるものではありませんが、その分リスクも低く徐々に体に効果が現れることが期待できる物ですから更年期障害の発生が予想される前から飲み始めることで有効な更年期障害対策になるのではないかと考えられます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です